株価と国債金利の関係③(長期国債金利の決まり方)

どうも自分3.0です。(自分3.0@資産運用する家族もち (@jibun2030) | Twitter)

サラリーマンで家族を持つと、家族を養いつつ、子どもの教育費も積み立て、家賃・住宅ローンも払いながら、家族のために保険料も払いながら、さらにそれとは別に嫁に小遣いを渡さなければいけません(笑)

そんな中でも自分の人生を楽しみたいので、資産運用をしています。

 

 

前回はなぜ国債の利回りが上がるのかを調べました。

今回は引き続き、長期金利短期金利の利回りがなぜ違うのか考えてみました。

元本が返ってくるまでの期間が長いので、利回りが高くなる

まず1つ目は「長期金利は元本が償還(返済)されるまでの期間が長い分、金利が高くなる」です。

例えば、10年債の利回りが3.2%だったとします。30年債の利回りが3.2%の場合、10年債を選ぶのではないでしょうか。理由は同じ利回りなのに、10年債と30年債ではデフォルト(債務不履行)の可能性が違うからです。

10年間であれば債務不履行にならなかったとしても、30年間もあればアメリカ経済に何が起きるか予想できません。

お金を貸す期間が長くなれば長くなるほど、途中で相手が返せなくなる可能性も高くなるため、金利は高くなります。

 

金利が上昇していくと思われているから長期国債の利回りが高くなる

2つ目は将来金利が上がっていくと思われているときは、長期金利は上昇します。

例えば、2年債の利回りが、現在2.6%だったとします。2年後には2.8%、4年後には3.0%、6年後には3.2%、8年後には3.4%と上昇することが予測されているのに、

10年債の利回りが2.6%の場合、2年債を次々と購入していった方が利回りがいいので、10年債をだれも買わなくなってしまします。

10年債が買われなくなると価格が下落し、利回りが上昇します。

金利が上昇していくと思われている場合は、長期金利短期金利よりも高くなります。

 

長期金利短期金利よりも利回りが低くなる時はどんな時?

上記の逆で金利が下落していくと思われているときは、短期金利よりも長期金利が下がります。

例えば短期金利が7.0%だったとして、こんなにいい金利が今後続くとは思えないときに長期金利が6.5%だったとしても、国債を買ったりします。

金利が下落していくと思われているときは短期金利よりも長期金利の方が低くなる。

ここで追加でもう一つ、「金利の下落が予想されている」ということは、「経済が停滞して景気対策が行われる」ということを予測されているとも考えることができます。

このため、長期金利短期金利を上回った後、景気が停滞したり、株価が暴落したりすることがあります。

 

まとめ

 ということで、長期国債の利回りは

①長期国債の方がリスクがあるので基本的に短期金利よりは高くなる

金利が高くなっていくことが予想されているうちは短期金利より長期金利が高くなる

③逆に長期金利短期金利より低くなる時は金利が低くなっていくことが予想されているときであり、景気後退の合図となる場合がある。

 

今後も長期金利には注目して株を楽しんでいこうと思います!!

 

それでは。

 

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